さくら荘のペットな彼女3 鴨志田一(はじめ)著 絵:溝口ケージ
さくら荘のペットな彼女〈3〉 (電撃文庫) (2010/08/10) 鴨志田 一 商品詳細を見る |
夏は読書ばっかりだな。
とゆーことで「さくら荘」の3巻目。
いまだに龍之介と仁の違いがわからないながらも読んでいたよ(アホだねw
今巻の話はましろがイギリスに帰っちゃうよ! どうしよー!っていう話w
イギリスからきたリタの話はいいね。
『「空太なら許せますか? 人から目標を奪っておいて、私がどれほど願って
も努力を重ねても、どれほど渇望しても手に入れられなかったものを、いとも
簡単にその手に収めて、それを何の興味もなく捨ててしまうような人を、どう
して許せるんですか。教えてください」
「・・・・・・それが理由だってのかよ」
空太は無意識に拳を握っていた。
「私の欲しいものを全部持っているましろには、誰よりも有名な画家になってほ
しいじゃないですか。いつか、あの椎名ましろと同じアトリエで絵の勉強をして
いたんだよって、自慢話くらいさせてくれてもいいじゃないですか。でないと、
ましろのせいで絵筆を置いた自分がなんなのかもわからなくなるんですよ。まし
ろの一部であると思いたいんです。ましろの才能の中に自分がいると思いたいん
です。こんな気持ち空太にはわからないでしょうけど・・・」
わかるはずがなかった。本気で挑んだ夢がついえたことはない。本物の才能と
正面からぶつかったこともない。だから、何も言えなかった。リタにかけるべき
言葉が空太の中にはなかった。』
才能のないリタVS才能のあるましろの話。
こうしてみるとリタはうざくて可愛そうw
でも、本当に才能のある天才ってみたことないけどましろみたいな感じなのかな?
たしか村上春樹は言ってた。
「天才の存在は許されるべきだ。周りにいくら迷惑をかけようとも」
みたいなことをどっかで言ってたよーな。
まさにましろがそんな感じ。
4巻はましろと空太の恋の話アーンド空太の妹のターン?
楽しみ~。