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青い星まで飛んでいけ 小川一水著 感想

青い星まで飛んでいけ (ハヤカワ文庫JA)青い星まで飛んでいけ (ハヤカワ文庫JA)
(2011/03/10)
小川一水

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『内容紹介
それは人間の普遍的な願い。
彗星都市での生活に閉塞感を抱く少女と、緩衝林を守る不思議な少年の交流を描く「都市彗星のサエ」から、“祈りの力で育つ”という触れ込みで流行した謎の植物をめぐる、彼と彼女のひと冬の物語「グラスハートが割れないように」、人類から“未知の探求”という使命を与えられたAI宇宙船エクスの遙かな旅路を追う表題作まで、様々な時代における未知なるものとの出逢いを綴った全6篇を収録』

 内容紹介にもある『彗星都市での生活に閉塞感を抱く少女と、緩衝林を守る不思議な少年の交流を描く「都市彗星のサエ」』は良かった。ボーイミーツガールもの。
「グラスハートが割れないように」、タイトルがうまい。でもこれ超弦領域で読んだ。じゃなかった「ゼロ年代」の短編集にあったね、これ。
「静寂に満ちていく潮」、エロくて良い(何
「守るべき肌」、小川一水流、イーガンの「ディアスポラ」。この「守るべき肌」を長編で1冊書いて欲しいなあ。
ラストの表題作「青い星まで飛んでいけ」は超弦領域に収録されていたので新鮮味はなし、残念。
 
 6編のうち2編も読んだことあったとは・・・。
 でも「守るべき肌」、小川一水流、イーガンの「ディアスポラ」。ラノベ流アレンジ「ディアスポラ」が読めただけでも良かったが解説にもある通り座りが良くない。解説曰く『ライトノベルなら確実に主人公が「根性」でもって全力否定するだろうというラストを、登場人物がすんなり肯定するところに~』に笑ったww
 確かに出来が悪い短編かもしれないけど「ディアスポラ」好きには良かったです。
 でも物足りない。
 なかなか難しいものだなあ。
 
 

 
 
読書 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2011/03/28 09:27
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