神様のメモ帳4巻 感想
神様のメモ帳〈4〉 (電撃文庫) (2009/07/10) 杉井 光 商品詳細を見る |
1巻では彩夏の話、2巻ではメオの話、3巻ではテツ先輩の話、んで今巻の4巻では四代目のヤクザの話。
血なまぐさい馳星州とか「探偵はバーにいる」ススキノハードボイルドミステリライトノベル版みたいな。
ヤクザの男と女の話ってもうラノベじゃないなw
任侠の話だもんなー。
哀川翔のVシネマの世界だな、ホント。
今回は四代目が女殺されてるのに1000万で手打ちしたそんな話。
じゃあなぜ手打ちしたんだ…?
なぜ? なぜ?と思いながらどうして金を受け取ったのかとあーなるほどねそういうことか。
ちょっとうまいミステリだと思った。
そのトリックはわからんかったわー。
その真実だと錬次にいうわけにはいかないな。
しかし、ナルミは何の為に一生懸命なのか。
『なにがつらいって、自分がやっていることがーーーなんの役にも立っていないどころか、話を悪い方向に引っぱってるんじゃないかと思えることだ。』
たしかに。
余計なことすんなよって感じになるもんな。
今日買ってきた7巻目でも四代目にナルミは猫みたいなやつで窓から部屋へするっと入ってくる、そんなやつに文句をいうやつはいない、と。
でもナルミはこの4巻では大活躍でこの活躍が噂に尾ひれがつきナルミの評判は上々にw
このままナルミは紅(くれない)みたく揉め事処理屋を続ければいいさ(えー
少なくともナルミはニートではない。
猫でもないしただのおせっかい焼きのバカなんだけどいいやつではある。
だんだんと上条さん化してるなw
俺がその幻想を~!とか言い出しかねない勢いがある(えー
印象に残った文章。
『ニート探偵団はみんなそうだ。すごいエンジンを積んでいて、ガソリンも満タンなのに、鍵が差し込まれていない。』
本日の面白かったで賞。
『「おいテツ聞いたぞ万馬券だって」店の中からミンさんの声が飛ぶ。「たまってるツケ払え」
「いや、これは明日からの軍資金だから」「うるせーつべこべ言わずに払え!」』
テツ先輩が新潟まで競馬してるのにはワロタw
あんた浅田次郎かw