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黄昏に眠る秋 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ) 感想。


黄昏に眠る秋 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)黄昏に眠る秋 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
(2011/04/08)
ヨハン テオリン

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『内容紹介
霧深いエーランド島で、幼い少年が消えた……
母ユリアをはじめ、残された家族は自分を責めながら生きてきたが、二十数年後の秋、すべてが一変する。少年が事件当時に履いていたはずの靴が、祖父の元船長イェルロフのもとに送られてきたのだ。急遽帰郷したユリアは、疎遠だったイェルロフとぶつかりながらも、愛しい子の行方をともに追う。
長年の悲しみに正面から向き合おうと決めた父娘を待つ真実とは?
スウェーデン推理作家アカデミー賞最優秀新人賞、英国推理作家協会賞最優秀新人賞をダブル受賞した傑作ミステリ!』
 
 いかにして悲しみを乗り越えるそんな話だけど子どもを失ってそれを乗り越えるなんて無理だよなあと思ったり。叙情的で良かったけどただ長すぎる・・・。いやでもなかなか良いミステリで堪能した。ユリアが涙で頬を濡らしながら父をみて息子の影を重ねみるのはもう涙が止まらないな。会いたくても会えない、やはり死っていうのは残酷だけど受け入れるしかないのはつらい。人生は思うようにいかずあのときああしていれば――そんな後悔ばかり。
読書 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2012/02/10 19:59
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