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TAP グレッグ・イーガン著 感想


TAP (奇想コレクション)TAP (奇想コレクション)
(2008/12/02)
グレッグ イーガン

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『わたしたちがお互いに、とにかく理解しあえているという事実が、突然、最高にいいかげんなまじないのように思えたのだ。
 自然言語は、根本的には変化することなく、無数の社会的・技術的な変革のあいだにも持ちこたえてきた……だがTAPを前にすると、自然言語は石器時代の道具のように見える。個々の原子を取りあげて恣意的に転位させることが可能な現代にあって、未加工のままの黒曜石の薄片のように。』

 TAPという変てこな機械を頭に埋め込むことによって便利になった未来社会の話なんだけどまあ面白い。
 自然言語が石器時代って。
 でも自然言語はいつまでも使っていきたいぜ。
 
読書 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2011/09/22 16:44
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