神様のメモ帳〈8〉 杉井光・著 感想
神様のメモ帳〈8〉 (電撃文庫) (2011/09/10) 杉井 光 商品詳細を見る |
先月出たのをようやく読んだ。
アニメが絶不調だったのでなぜか原作も読みそびれてしまった。
だが原作はしっかりとハードボイルドテキストで読ませる。
これと合わせてススキノハードボイルドの「探偵はバーにいる」も読みたいくらい。
講談社や早川書房は杉井光に原稿依頼したらいいのにと思うくらいうまいミステリを書いてる。
んで今巻は麻雀のお話。
みんな大好き阿佐田 哲也の「麻雀放浪記」
北上次郎も「麻雀放浪記」好きーとかいってたんだよな、なぜか伊藤計劃の「虐殺器官」を引き合いに出してなんど読んでも面白いとかなんとか。
今回の麻雀の話は電撃マガジンの短編に載ってたやつ+エンジェルフィックスの麻薬の話。
無理矢理短編をくっつけて長編にして売るっていうのはなんか水増しみたいでなんか嫌だな……って思ったけど面白いのでそんなことは気にならなかった。
アリスは相変わらず寂しがりやで可愛いしw
どんだけナルミにメロメロなのか読んでてニヤニヤしてしまったw
いつの間にかすげーフラグが立ちまくってたな。
アリスはジェイムズ・ティプトリーJr(たったひとつの冴えたやりかたの作者)とオースン・スコット・カード(死者の代弁者の作者)しか読んでないよーなので次の巻からテッド・チャンとグレッグ・イーガンのネタが放り込まれたら面白いんだけどなーとか思ったり。
麻雀放浪記〈1〉青春篇 (文春文庫) (2007/10) 阿佐田 哲也 商品詳細を見る |
探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA) (1995/08) 東 直己 商品詳細を見る |
ちょっと読み比べてみたいと思った。
それくらい「神様のメモ帳」のハードボイルド通低音が似てて響きあっているというか。
杉井光が東 直己の本読んでてもまったく驚かないな。