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サクラダリセット2 WITCH, PICTURE and RED EYE GIRL (角川スニーカー文庫)

サクラダリセット2  WITCH, PICTURE and RED EYE GIRL (角川スニーカー文庫)サクラダリセット2 WITCH, PICTURE and RED EYE GIRL (角川スニーカー文庫)
(2010/02/27)
河野 裕

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 非常に綺麗な作品。
 美空がサンドイッチを食べてるシーンをアニメでみてみたい(何
 いやあ、雰囲気がいいですよなあ。
 
不思議のひと触れ (河出文庫)不思議のひと触れ (河出文庫)
(2009/08/04)
シオドア・スタージョン

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 イメージ的にはシオドア・スタージョンの「不思議のひと触れ」
 
『「どこか遠い星に、私たちとは違う人たちが、違う文化を築いてたとして。
でも私たちの世界に彼らが含まれることはない。例えば私たちが世界平和
という言葉を使う時、彼らの平和を願うことはない。―――世界とはいったい
どれだけの範囲を指す言葉だと思う?」
 (略)
「地球上のすべて、という意味ではないんですか?」
(略)
「たぶん違うと思う。アメリカ大陸の存在をしる前の、ヨーロッパの人たち
が使う世界という言葉に、アメリカ大陸は含まれなかったはずよ。今の私たちが
、遠い星の住人を世界という言葉に含まないように」
(略)
「きっと、世界というのは、私たちの認識だと思う。私たちが認識できる
範囲が世界。言い換えるなら、世界は私たちの、頭の中だけにある」
(略)
「でも、現実に世界は私たちの外にあります。ここは確かに屋上で、目の前
にはフェンスがあります」
「そうね。確かに私の世界にも、貴女の世界にもフェンスはある。でもどこか
遠い街に住む人は、このフェンスのことも、この学校のことも、私たちのこと
も知らない。その人の世界に、私たちは含まれない」
 それから彼女は、どう思う? と尋ねた。
 春埼は頷きもせずに答える。
「その通りだと思います」
 野良猫みたいな少女はいった。
「春埼は、世界の平和を願っている?」
「特別に願ったことはありません。でも平和であるよりは平和であるほうが
いいと思います」
「じゃあ貴女は、貴女の世界を広げたいと思う?」
「世界を広げるというのは、認識する範囲を広げるという意味ですか?」
「うん。そういうことね」
「私は今のままで十分です」
「そう」
 彼女は頷くと、ふいにこちらを向いた。
「ケイ、貴方は?」
 咄嗟にうまい言葉が浮かばなくて、ケイは嘘をついた。
「ごめん、聞いていなかった。なんの話をしていたの?」
 彼女は笑う。
「私の話よ。つまり、私はとても我儘だという話」
 どこをどう繋げれば、そんな話になるのか理解できない。
 ケイはため息をつく。
「確かに君は、我儘だと思うよ」
 彼女は頷く。
「私はきっと、とてもせまい世界に住んでいる。言ってみればその世界こそ
が、私自身なのだと思う。私が世界の平和を願うということはつまり、私自身
の幸せを願うということなの」
 これは彼女の本心なのだろうか。それともまだ、複雑な比喩が続いているの
だろうか。
 彼女はまっすぐにケイをみて言う。
「私とまったく同じ世界を持つ人は存在しないのよ。私のほかには」
 すべてを理解したかったけれど、でも。
 中学二年生のケイには、彼女の言葉を理解することができなかった。』

 ちょっと長くなってしまった(汗
 つまり何がいいたいかというと主人公のケイに岡恵理が私の邪魔をするな
といいたいわけなんですね。
 下手に人のためにすることが余計に人を傷つけるというか。
 余計な親切、余計なお世話だっけ?
 まあ、そんな感じで。





 
ラノベ | コメント(0) | トラックバック(0) | 2010/10/21 18:52
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