最近読んだSF本感想
結晶銀河 (年刊日本SF傑作選) (創元SF文庫) (2011/07/27) 不明 商品詳細を見る |
長谷敏司の「allo,toi,toi」は良かった。
幼女を殺害した犯人の脳に幼女映像を流すとか軽くイーガン入ってて面白い。
あとは小川一水の「アリスマ王の愛した魔物」。
森羅万象を計算しつくす見果てぬ夢を追い求めた王様の物語。
これ1編だけで長編1冊分になりそうな話で面白かったです。
約束の方舟 (上) (ハヤカワ文庫JA) (2011/07/22) 瀬尾 つかさ 商品詳細を見る |
約束の方舟 (下) (ハヤカワ文庫JA) (2011/07/22) 瀬尾 つかさ 商品詳細を見る |
宇宙人と地球人の禁じられた恋の物語。
なんでこれ上下巻なん?っていうくらいなんか冗長に感じられた。
これだけ長いわりにそんなに感動できなくて残念。
ぷよぷよのベガーは可愛らしい。
ぷよぷよ、エアロック、多世代恒星間航宙船、エリアス型宇宙服、外殻ブロック、未踏破区画とか面白そうなワードが並んでるのにそんなに面白く感じられないのはなんでなんだろう。
なんか惜しい作品。
でも続編がもし出るんであれば読んでみたい。
アンドロイドは夢をみるんです!あたりは面白かったけどw
SF愛が感じられてw
NOVA 5---書き下ろし日本SFコレクション (河出文庫) (2011/08/05) 東 浩紀、伊坂 幸太郎 他 商品詳細を見る |
ざっと一通り読んで伊坂幸太郎の短編が一番良かった。
まさか伊坂幸太郎がこういうタイムトラベルSFを書くとは。
伊藤計劃の虐殺器官のオビに推薦文書いてたから伊藤計劃以後を意識した短編かと思ったら全然関係なかったですねw
あと注目はコバルト出身の作家から図子慧、須賀しのぶがいたり。
もう1回全体的に読み直そう。
希望 (ハヤカワ文庫JA) (2011/07/08) 瀬名 秀明 商品詳細を見る |
「For a breth I tarry」(量子回廊)、「鶫(つぐみ)とひばり」(サイエンス・イマジネーション)、「光の栞」(結晶銀河)、7編あるうち3編はどっかで読んであっておれにとってはコストパフォーマンス悪いな!w
まあ別に最後の「希望」が読めただけでも価値がある1冊。
グレアム・グリーンの本が読みたくなってきた。
まあいろいろ読んだけどこの中では「結晶銀河」が一番良かったな。
14編の作者の短編が読めて巻末には2010年の日本SF概況が読めて最後に第2回創元SF短編賞受賞作が読めるんだからw。
つっても1150円しますが(爆
NOVA5か結晶銀河で買うの迷ってる人がいたら結晶銀河をオススメ!(おい