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狼と香辛料11巻 ラノベ感想。


狼と香辛料〈11〉Side Colors2 (電撃文庫)狼と香辛料〈11〉Side Colors2 (電撃文庫)
(2009/05/10)
支倉 凍砂

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『破産が決定的になったあの時、彼は視線の先にあったそのなにかを永遠に見失ったのだから。
 もしかしたら、家が完膚なきまでに没落した時に大した動揺がなかったのも、自分の心は彼らの視線の先にあるなにかにとっくに捕らわれていたからなかもしれない。
 どんな不幸も苦しみも受け入れるだけの価値があるという、その先にあるなにか。
「うまく言えませんが」
 と沈思から帰還したハンスの言葉でフルールも我に返る。
「期待しているんだと思います」』

 こういうのを読むといつの時代も借金は悲しいなって。
 アニメの二期の時も面白かったのがエーブとロレンスがやりあって出てきた言葉、「期待」
 このエーブの過去話が読めただけでも面白かった。
 アニメの時のエーブは今にして思うとただの嫌なやつにみえてしょうがなかったがw
 その先にある期待しているためとはいえロレンスを裏切るなよw

 
 
ラノベ | コメント(0) | トラックバック(0) | 2011/08/15 16:32
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