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精霊たちの家 アジェンデ・著 読書感想。


精霊たちの家 (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 2-7)精霊たちの家 (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 2-7)
(2009/03/11)
イサベル・アジェンデ

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『内容紹介
〈ぼくがこの作品を選んだ理由池澤夏樹〉
物語が作者の手を逃れて勝手に繁茂する。小さなエピソードがどんどんふくらみ、分岐し、それぞれからまた別の物語が簇生する。魔法と幻想がリアリズムの枠内を埋め尽くす。そうやって生まれた一族の大きな物語は、読み始めたら最後のページまで進むしかない。

内容(「BOOK」データベースより)
不思議な予知能力をもつ美少女クラーラは、緑の髪をなびかせ人魚のように美しい姉ローサが毒殺され、その屍が密かに解剖されるのを目の当たりにしてから誰とも口をきかなくなる。9年の沈黙の後、クラーラは姉の婚約者と結婚。精霊たちが見守る館で始まった一族の物語は、やがて、身分ちがいの恋に引き裂かれるクラーラの娘ブランカ、恐怖政治下に生きる孫娘アルバへと引き継がれていく。アルバが血にまみれた不幸な時代を生きのびられたのは、祖母クラーラが残したノートのおかげだった―幻想と現実の間を自在に行き来しながら圧倒的な語りの力で紡がれ、ガルシア=マルケス『百年の孤独』と並び称されるラテンアメリカ文学の傑作。軍事クーデターによって暗殺されたアジェンデ大統領の姪が、軍政下で迫害にあいながらも、祖国への愛と共感をこめて描き上げた衝撃のデビュー作。』
 
 桜庭一樹の「赤朽葉家の伝説」のヒントとなった作品ときいて。
 年代記ものはいいですよな。
 
読書 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2011/08/16 11:03
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